会社や社会がつくった枠を打ち破り、充実した時間を過ごすためにはどうすればいいと思いますか?
できることであれば、子どもの頃に戻るのが一番いいそうです。
子どもの頃は、とても時間が長いなと感じたことありませんでしたか?
子どもの頃は、見るものすべてが不思議なものに見えていて「どうして飛行機は空を飛ぶの?」「空って青いんだね!」などさまざまな発見があったと思います。
また、覚えなくてはいけない新しい知識や経験がたくさんあったと思います。
だから子どもの頃は、生活しているだけでたくさんの学びがあったから、一日一日の時間がとても長く感じたのです。
でも、大人になったらどうでしょう。
一日の時間が本当に短く感じるし、新しい知識や経験を得ることがだんだん面倒臭くなってきます。
朝起きたら、スマートニュースで芸能やスポーツの記事を見たり、仕事から帰ってきたら晩酌しながら遅くまでドラマを見たりする程度になってしまうのです。
では、その習慣を変えるためにはどうすればいいのか。
それは、子どもの頃に戻る…。
さずがにそれはできないので、できることとすれば、子どもの頃に近い形をつくるということです。
新しい知識や経験を積極的に取り入れて、毎日を感動に溢れた時間にしていけばいいのです。
経験と感動が持つパワー
だから、僕が大切にしてることは「経験すること」と「感動を得ること」です。
友だちに、人生において大切なものは何かと聞いたところ「収入と時間が大切だよ」と言われたことがあります。
たしかに、収入と時間は人生を豊かにしてくれるかもしれませんが、本当に大切なものは「経験と感動」だと僕は思います。
最近の話では、栃木県日光市の日光東照宮に行ってきました。
僕は、龍神様を信じているのもあるのですが、東照宮にいくと晴天だったにも関わらず、必ず参拝後には雨や雪、強風の出迎えがあります。
その度に、鳥肌が立つような感動をもらっています。
もちろんいいことばかりではなく、先々日生まれたときから、ずっとそばで僕のことを育て支えてくれた祖母(87歳)が他界しました。
祖母との想い出はたくさんあり、心に深く残る出来事ばかりです。
安らかに眠る祖母の顔を見るたびに涙が溢れ出してきました。
これも、心が動くという意味では、感動の一種かもしれません。
素晴らしい経験や感動は、人間が生きていく上で必要なことです。心を豊にし、日々の活力を与えてくれます。
そしてそれを、大好きな人たちと共有していくことが、殻を破ってさらに成長していく糧なのです。
from 楠本晃義